- こうじょう
- I
こうじょう【交情】(1)交際から生まれる親しみ。 交誼(コウギ)。
「こまやかな~」
(2)男女が情を通じること。 情交。IIこうじょう【交譲】互いにゆずりあうこと。 互譲。IIIこうじょう【厚情】あついなさけ。 思いやりのある心。 厚志。 厚意。 こうせい。IV「御~のほど感謝いたします」
こうじょう【口上・口状】(1)口頭で伝えること。 また, その内容。 特に, 口で言う型にはまった挨拶(アイサツ)の言葉。「前~」「逃げ~」「使者の~」
(2)歌舞伎・浄瑠璃などの興行で, 役者または興行主が出演者の紹介や挨拶などを舞台上から述べること。 現在は, 初舞台・襲名披露・追善興行などの際, よく行われる。(3)口のきき方。 ものの言い方。V「久しう逢はぬ内に~が上つた/狂言・八句連歌(虎寛本)」
こうじょう【向上】(1)能力・性質・程度などがよりよくなること。⇔ 低下「学力が~する」「品質の~をはかる」(2)最上。 最高。VI「武田の弓矢~也/甲陽軍鑑(品二六)」
こうじょう【好情】人に対する, よい感情。 好意。VIIこうじょう【定考】〔「上皇」との同音を避けて転倒して読むのを慣例とする〕平安時代, 朝廷で毎年8月11日に, 六位以下の官吏について, その功労・行状などによって, 昇進を定めたこと。 また, その儀式。VIIIこうじょう【工場】物を製造・加工・修理するため, 必要な機械・器具を備えて労働者が作業に従う所。 また, その建物。 こうば。IXこうじょう【恒常】変化がなく, いつも一定であること。X「~的な施設」
こうじょう【攻城】敵の城や要塞を攻めること。XIこうじょう【江上】(1)大河の上。 また, ほとり。(2)入り江の上。 また, ほとり。XIIこうじょう【甲仗】甲冑(カツチユウ)と武器。XIIIこうじょう【甲状】かぶとのような形。XIVこうじょう【皇上】現在の天皇。 今上(キンジヨウ)。XVこうじょう【皇城】天子の居住する城。 皇居。 宮城。XVIこうじょう【綱常】〔「三綱」と「五常」の意〕人の守るべき大道。XVIIこうじょう【考状】律令制で, 官吏の勤務成績や能力などを記した上申書。XVIIIこうじょう【膠状】膠(ニカワ)のように粘り気がある状態。XIXこうじょう【荒城】荒れはてた城。→ 荒城の月XXこうじょう【鉤状】かぎのように曲がった形状。XXIこうじょう【高上】(1)品位や程度が高い・こと(さま)。「詩人哲学者の~なる事業/内部生命論(透谷)」
(2)高い位。 高位。XXII「~のでうすの御しよさを/こんてむつすむん地」
こうじょう【黄壌】(1)黄色い土。 黄土。(2)死後の世界。 黄泉。「魂~に去つて一十三年/謡曲・海士」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.